こんにちは!TVチャンピオン極 BBQ王 肉に愛された男こと、うっちー内山です。
前回は生肉調理時の取り扱いについてその危険性をご紹介させていただきました。
肉の美味しい店やステキなレシピはあちこちで紹介されていますが、やはりBBQのプロ、肉調理のプロとしては、その危険性を十分知識として知った上で肉をエンジョイしていただきたいなぁと思っております。
今回は肉の調理温度についてご紹介します。
特に最近は「低温調理」という言葉が一人歩きしてしまって、理解を誤ると大変危険なことになってしまいます。
食中毒の原因となる様々な菌は、5.5〜56.6℃の間で活性化するとされており、調理そのものは最低で57.2℃で50分以上が限界で、それ以上の温度或いはそれ以上の時間が必要とされております。
温度が高くなれば、時間は短くなり、例えばサルモネラ菌は60℃では、15分程度で殺菌できます。
もちろん、温度や時間には諸説ありますので、ギリギリでの調理は避けて、安全な範囲で楽しむことをお勧めします。
ちなみに肉から出る赤い汁は血液ではなく、ドリップと言って、いわゆる肉汁です。
それを加熱してソースに使うこともあります。アメリカでは「グレービー」と呼ばれ、結構大切にされているのですよ。