コラム

豚肉ダイエットで美味しく痩せよう

クセの少ない美味しさや比較的リーズナブルな価格帯から、毎日の食卓に登場することも多い豚肉には、健康や美容に大切な栄養がタップリ含まれています。でも、ダイエットには向いているのでしょうか?ダイエットという側面から豚肉を解説します。


豚肉はダイエットに不向きなのか

肉はダイエットの敵ではないという認識を持ち始めた人が増えているものの、「ダイエットに向いているのは低カロリーな鶏肉だけ」とか「脂身のない赤身しか食べちゃダメ!」などという、意見が多いのも確かです。

食べるなら断然豚肉派!という人はちょっと心配ですか?大丈夫です。まずは豚肉の持つ特徴を知り、豚肉のよい部分をダイエットに取り入れることが大切です。


豚肉こそダイエットに取り入れたいお肉

豚肉には、優れた栄養素が含まれています。代表的なものが『ビタミンB1』です。通称『ブタミンパワー』とも呼ばれるもので、次のような効果が期待できると言われています。

 摂取した糖質の代謝を促進する働き
 乳酸の除去→疲れにくい体になる
 血行促進
 アルコールの分解促進


そしてこのビタミンB1は『ストレス』に大きく関係していると言われ、ストレスがかかりやすい人は、通常の状態の人よりも多くビタミンB1を消費すると言われています。

豚肉は太るから…とパンやご飯ばかり食べていては、なかなかストレス状態も改善されにくい上、代謝が落ちて太りやすくなるというループにハマってしまう可能性があるのです。


他にもある豚肉の栄養素

ビタミンB1以外の栄養素にも注目しましょう。『ビタミンB12』は、血液を作るときに欠かせない栄養素です。ダイエット時は栄養不足になりがちで、貧血になる人も少なくありません。

水溶性ビタミンである『ナイアシン』は、脳の神経系に働きかけることができるため、冷え性や頭痛に悩む人に必要な栄養素です。

また、アルコールを摂取した時に発生する『アセトアルデヒド』という毒性の物質を分解する働きもあるため、肝臓をケアする意味でもお酒を飲むときには豚肉メニューをおすすめします。


豚肉をダイエットに取り入れる注意点(まとめ)

豚肉を食べてダイエットする時には、次のポイントを押さえておきましょう。

 糖質を多く摂らない
 野菜や植物性たんぱく質も摂る
 よく噛んで食べる(28~30回)
 調理法や油の量にも気を付ける


豚肉は糖質が低いからとご飯やパン、麺類などを同時に大量に摂取していたのでは痩せません。『脂質やカロリー以上に糖質の量には注意が必要』です。

スムーズな消化を助けるために、野菜を始めとする『食物繊維』も欠かせません。よく噛んで食べることは豚肉ダイエットに限らず大切です。

また、揚げる、炒めるなどの調理法によっては、脂質の取り過ぎになります。内臓にも負担をかけやすいので蒸す、煮るなど時には調理法を変えることも大切です。




一覧へ戻る