鶏の唐揚げって、揚げたては「カリッ、サクッ」とした軽やかな衣の食感とお肉の旨味と香りをたっぷりと味わうことができるのに、なぜか冷めてしまうと、ベトベトでパサパサの唐揚げになってしまいますよね。
けれど、唐揚げ専門店で買った鶏の唐揚げは、冷めても、衣がベトベトしたり、お肉がパサパサになったりしません。
そこで、今回はたった3ステップで、誰でも簡単に唐揚げ専門店のような、冷めても美味しい唐揚げが作れてしまう裏技をご紹介します。
ステップその1、お肉に下味をしっかりと付けること!
鶏の唐揚げは、お肉に下味をしっかりと付けることで、冷めてもおいしい唐揚げを作ることができます。
鶏肉にしっかりと下味を付けたいときは、
①鶏もも肉の皮部分にフォークで穴を開けてから、一晩寝かせる
②鶏もも肉を揚げる前に茹でるこの2つの方法のどちらかで、下味をつけてゆくのがオススメです。
①の手順で下味をつけてゆく場合、唐揚げを作る前の日に下ごしらえを終わらせておけば、翌日は衣を付けて揚げるだけですので、調理時間の短縮を狙うことができます。
一方、②の方法では、揚げる前に時間をかけてじっくりとお肉を茹でることで、お肉から水分や旨味が流出するのを最小限に抑えることができ、さらに茹でているあいだに下味の調味料を加えることで、お肉に味を染み込ませることができます。
ステップ2、片栗粉を薄くつけて衣を完成させる!
冷めてもおいしい唐揚げを作るためには、冷めても衣がベタベタしたり、ベチャっとしたりしないように、衣をまんべんなく付けることが大切です。
唐揚げの衣には、小麦粉や片栗粉を使うのが一般的となっています。
小麦粉には、お肉の旨味を閉じ込めてジューシーに仕上げる効果があり、片栗粉には、カリッとした軽やかな食感を衣に与える役割があります。
けれど、お肉に直接小麦粉をまぶしてしまうと、小麦粉がお肉の水分を吸収してしまい、唐揚げが冷めたとき、衣がベトベト、ベチャベチャしてしまいます。
そこで、冷めてもおいしい唐揚げを作るときは、小麦粉を使いたくなる気持ちをグッと抑えて、片栗粉のみを使って衣を仕上げてゆくのがポイントとなります。
ステップ3、高温で2度揚げする
唐揚げの衣を付けたら、いよいよ唐揚げを揚げてゆきます。
唐揚げを揚げるとき、180℃の高温で衣がこんがりと色づくまで揚げるのが一般的ですが、冷めてもおいしい唐揚げを作りたいときは、低温~中温(160℃~170℃)の揚げ油で衣の色が変わるまで、じっくりと上げてから、180℃の高温の揚げ油で、カリッと揚げると、唐揚げが冷めてしまっても、食感が落ちるのを防ぐことができます。
いかがでしたか?
鶏の唐揚げは、年齢や性別問わず、幅広い世代から愛されている定番おかずですが、時間が経つと、衣がベタベタしたり、お肉がパサパサになってしまったりしてしまうため、お家で唐揚げを作るのを止めてしまった方も少なくありません。
けれど、ちょっとした工夫をすることで、唐揚げ専門店のような、冷めてもおいしい唐揚げをお家で作ることができるようになります。この機会に、ぜひ3つのポイントを押さえて、冷めてもおいしい唐揚げを作ってみませんか。