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お肉の美味しさがギュッと凝縮された「生ハム」。塩気の利いた味わいは、お酒のおつまみやおもてなしのテーブルなどにピッタリです。そんな生ハムを、もっと見映えよく、さらに美味しく食べる「果物との合わせワザ」をご紹介。興味のある方はぜひチェックしてみてください！

《オーソドックスな生ハムメロンから考える「果物と生ハムという食べ方のメリット」》
生ハムと相性のよい果物と言えば、やはりメロンは欠かせません。メロンに生ハムを巻くだけの手軽さで美しく華やかに見えるという点から、長らくオードブルに重宝されてきました。パーティーやビュッフェ、結婚式などで食べたことがあるという方も多いのではないでしょうか。

実は、この組み合わせ自体は、元々スペインやイタリアで好まれてきたもの。生ハム独自の強い塩気をメロンの甘みで緩和して食べる方法として生まれました。甘じょっぱさは、味覚を刺激して「うまみ」を強く感じさせます。

また、メロンを食べたときに感じるキュウリに似た青臭さを、お肉の風味がカバーするという相乗効果も得られるのです。食材同士の持つ欠点を個性でカバーすることで、より美味しく食べられるというわけ。

水分代謝に役立つ栄養素のひとつ「カリウム」を多く含有する果物と取り合わせることで、塩分によるむくみを生じにくくなるメリットもあります。カリウムはもちろんメロンにも含まれていますが、その他の果物でも摂取することが可能です。

《生ハムにピッタリな果物おすすめ5選》
熟成したお肉のうまみを感じさせる生ハムにピッタリな果物は、甘みがあり、カリウムが豊富なもの。これらを踏まえ、特におすすめのものをピックアップしてご紹介します。

1.バナナ
通年手に入り、価格も手ごろなバナナ。生ハムと合わせると聞くと、少し意外な感じがするかもしれません。しかし、もったりとした甘さがしょっぱさと絶妙にマッチし、その美味しさはあとを引くほど。薄くスライスしてから生ハムを巻くか、小さく小口に切ってカナッペに仕立てるなどしてください。

2．桃
桃特有の香りと甘さが、生ハムの美味しさを引き立てます。桃は切るとすぐに変色してしまうので、レモン汁をさっと回しかけてから生ハムと合わせてください。お好みで、黒コショウやピンクペッパー、オリーブオイルなどをかけても美味しく召し上がれます。

3．柿
甘く柔らかなものも美味しいですが、特に、シャキッとした食感の柿を使うのがおすすめです。柿と生ハムを巻くときにクリームチーズやカマンベールチーズを合わせると濃厚さが加わり、さらに豪華な印象に。ルッコラやベビーリーフを加えてサラダ仕立てにしてもオシャレです。この場合は、レモン汁とオリーブオイルを1対1で混ぜてドレッシングにしてください。上から黒コショウをかけて召し上がれ。

4．イチジク
特有のプチプチとした食感が楽しいイチジクも、生ハムと合わせると美味しい果物のひとつです。濃いピンク色と白色の果肉が生ハムに透け、とりわけ豪華な雰囲気を演出できます。
バゲットなどにスライスチーズやスライスオニオン、レタスなどを合わせてサンドイッチで召し上がるのもボリュームがありおすすめです。

5．梨
シャクシャクの食感とジューシーさが特徴の梨は、塩気にもよく合います。上からバルサミコ酢や黒コショウなどをかけて食べると、グッと味がひきしまり、お酒のおつまみにもちょうど良い仕上がりに。

折々の季節に合わせ、果物の取り合わせを考えてみるのも楽しいものです。今回は5つの食材に厳選しましたが、ぜひ色々と試してみてください。生ハム×果物を、日々の食卓やおもてなしのメニューに加え、ちょっと贅沢な雰囲気を楽しみましょう。

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