だんだん寒くなるにつれて、お鍋が恋しくなりますね。お鍋のいいところは、単に美味しいだけでなく、それだけで栄養バランスが整い、身体も芯から暖まるというところではないでしょうか。
今やさまざまなお鍋が登場していますが、今回は、お肉と一緒にたっぷりと野菜を食べられる、肉鍋に注目してみたいと思います。
〇鶏肉のやさしいお出汁でほっこり「水炊き」
水炊きというと博多水炊きが有名ですが、水炊きは主に西日本で多く食べられてきた鍋料理のひとつです。
水炊きは、骨付きの鶏肉を水から煮て、鶏の旨味を存分に引き出し、たっぷりのお野菜といっしょに煮ていきます。鶏手羽や鶏もも肉に鶏団子と、鶏尽くしのお鍋ですので、鶏好きにはたまりませんね。コラーゲンもたっぷりで、女性に人気です。
スープは鶏の旨味たっぷりで、ほっこりとやさしい味わいなのが特徴的です。豆腐にも野菜にも鶏の旨味が浸み込んで、いくらでも食べられてしまいます。
水炊きはポン酢でいただくのが定番ですが、そこに関西ではもみじおろし、九州では柚子胡椒を入れて食べる人が多いようです。どちらもおいしいですね。
〇寒い夜には辛くてうまい「豚チゲ鍋」
寒い夜には、豚ばら肉がたっぷり入った豚チゲ鍋はいかがでしょうか?唐辛子のカプサイシンが身体をポカポカ暖めてくれます!
辛いだけでなく、発酵したキムチの旨味、豚肉や野菜の旨味がスープに溶け込み、後を引くおいしさとなっています。
豚チゲ鍋は、市販の鍋スープを使うのも手軽でいいですが、お好みの辛さに調整しながらそれぞれの家庭の味を楽しむのもまた楽しいものですよ。
〇プリップリの「牛もつ鍋」でぽっかぽか!
もつ鍋といえば、生もつを使った本場博多の牛もつ鍋ですよね!
臭みもなく、プリップリでジューシーな牛もつは、甘みのある脂が特徴的です。新鮮な生の牛もつでないとこうはいきません。
牛もつ鍋は、家庭でもできなくはないのかもしれませんが、美味しく作ろうと思うとハードルが高めなので、博多もつ鍋専門店へ食べに出かけるか、お取り寄せをする方がおすすめです。間違いなく美味しくいただくことができます。
今回は、冬のあったか肉鍋特集ということで、おすすめの肉鍋を3つご紹介しました。
肉鍋なら、お肉をガッツリいただきながら、野菜もたっぷり食べられ、身体も芯から暖まりますよ。今年の冬も、肉鍋でおいしく寒さを乗り切りましょう!