コラム

豚肉のダイエット効果を徹底解説!

「お肉は太る!」。おそらく多くの方はお肉に対してこのような気持ちを持っているのではないでしょうか。しかし近年、糖質ダイエットなど炭水化物を減らしたダイエット法が注目される中で、お肉に対する評価も変わってきています。

特にメディアなどで注目を集めているのが豚肉です。家庭料理、バーベキューなどでも大活躍する豚肉は、上手に利用すれば痩せ体質を作ることも可能です。今回は豚肉とダイエットの関係性について解説します。

■豚肉がダイエットに効果的な理由

まずは豚肉がダイエットに効果的な理由をまとめましたので解説します。

●カルニチン

豚肉にはダイエットに効果的とされるカルニチンが豊富に含まれています。カルニチンとはアミノ酸由来の物質のことであり、体のほぼすべての細胞に存在します。

ちなみにカルニチンという名称は肉に含まれていた物質であることから、ラテン語で肉を意味する「carnus」が由来とされています。

カルニチンは体内のエネルギー産生において重要な役割を果たしている物質であり、脂肪酸を燃焼の場所であるミトコンドリア内部に運搬する働きを担っています。

つまり体内のカルニチンが不足していると、脂肪酸は燃焼されないため、痩せにくい体質を招くということになります。このカルニチンは他の食材、具体的には野菜などには含まれていない物質となるため、カルニチン不足はお肉の力を借りる必要があります。

ちなみに豚肉に含まれているカルニチンの量は鶏肉の7倍ともいわれています。これがダイエットにおいて豚肉が推奨される大きな理由のひとつとなります。


●アラキドン酸

豚肉の脂肪にはアラキドン酸と呼ばれる必須脂肪酸が含まれています。このアラキドン酸、実は記憶力と学習力をサポートする栄養素ともいわれています。

アラキドン酸は脳内の快感神経に良い影響を与える物質といわれており、脳をリラックス状態にさせる効果があると考えられています。いわゆる満足感、幸福感などを得られる物質ということになりますが、この働きにより、満腹感も同時に生まれます。

満腹感を得ることができれば食事摂取量の抑制にもつながります。間食が減らないため、痩せにくい体質になっている方などには特におすすめの成分といえるでしょう。


■豚肉で効率的にダイエット効果を得るコツは?

ダイエット目的で豚肉を摂取する場合はコツがあります。それは「豚しゃぶ」にして食べることです。豚しゃぶにする主な理由ですが、豚肉に含まれているカルニチンは熱に弱いという性質があります。

つまり中までしっかり焼く調理法は豚肉に豊富に含まれているカルニチンの量を減らしてしまうということです。かといって豚肉をそのまま生で食べると食中毒の危険性も出てきます。

このような理由から豚しゃぶのようにサッと湯通しする食べ方がおすすめとされています。ちなみに豚しゃぶに使う部位はカルニチンを豊富に含むロースがよいでしょう。

またキャベツ、レタス、ニンジン、玉ねぎ、ほうれん草などさまざまな野菜と組み合わせた豚しゃぶサラダを摂取するのも効果的です。野菜に豊富に含まれるビタミンCや食物繊維が痩せ体質作りを効率的にサポートします。

■まとめ

近年、豚肉はテレビなどのメディアでもダイエット向けのお肉として紹介されています。その理由はカルニチンやアラキドン酸といったダイエットをサポートする成分が豊富に含まれているからです。

生肉をそのまま食すのは危険ですから、軽く火を通した豚肉を使って脂肪燃焼に取り組んでみましょう。




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