コラム

カヴェルネ・ソーヴィニヨンの魅力を解説

枝豆にビール、お刺身に日本酒といったように各食材にはそれぞれ相性が良好なお酒があります。今回は肉料理に合う赤ワインからカヴェルネ・ソーヴィニヨンをご紹介します。「お肉に合う赤ワインを探している」という方は必見ですので、ぜひご覧ください。

■カヴェルネ・ソーヴィニヨンとは?

カヴェルネ・ソーヴィニヨンとは赤ワイン用のブドウ品種のことを指します。カヴェルネ・ソーヴィニヨンの原産地はフランスのボルドー地方ですが、現在は世界各国で最も栽培されている品種でもあります。

そのため、ワインの主要産出国では必ずといっていいほど生産されています。ちなみにカヴェルネ・ソーヴィニヨンは近年のDNA研究によって、両親が同じボルドー地方の「カベルネ・フラン」「ソーヴィニヨン・ブラン」であることがわかっています。

カヴェルネ・ソーヴィニヨンはカシスなどを思い出させる凝縮された果実味と清涼感のある味わいが特徴的です。これにより、深い味わいと上品さの両方を兼ね備えたワインが生み出されます。

またタンニン(渋み)が強めであり、力強い味わいを堪能できるのも大きな魅力です。ちなみに原産地のボルドーなどでは、単一品種でワインになることはほとんどなく、少し柔らかめの品種とブレンドされることが多いです。

この組み合わせにより、カヴェルネ・ソーヴィニヨンの力強さを抑えたバランスの優れた味わいに変化します。いずれにせよカヴェルネ・ソーヴィニヨンはその力強い味わいからワイン用ぶどうとしてのポテンシャルは最高クラスともいわれています。

■カヴェルネ・ソーヴィニヨンと相性が良好な肉料理

世界で生産されるカヴェルネ・ソーヴィニヨンですが、具体的にどのような肉料理と合うのでしょうか?ここではカヴェルネ・ソーヴィニヨンと相性抜群の肉料理を3つご紹介します。

●ステーキ
「ステーキに赤ワインはよく合う」といわれますが、特にビーフステーキとカヴェルネ・ソーヴィニヨンとの相性の良さは多くの人が評価しています。

アメリカンやオージー肉といった良質な赤身を味わえるステーキは赤身の力強さとカヴェルネ・ソーヴィニヨンの力強さが絶妙にマッチします。赤ワインを使った濃いめのソースがおすすめです。

●ビーフシチュー
ゴロッとした牛肉と色鮮やかな野菜を煮込んで作るビーフシチューは子どもから大人まで大好きな料理です。牛肉と野菜の旨みが口の中に広がり、豊かなコクを感じることができます。

ここに良質なコクを持つカヴェルネ・ソーヴィニヨンを組み合わせると、重厚感たっぷりのビーフシチューを堪能することができます。ビーフシチューとカヴェルネ・ソーヴィニヨンは「見事なマリアージュ」と表現する方も多いですので、ぜひ一度試してみましょう。

●牛肉の赤ワイン煮
赤ワインで煮込んだ牛肉と季節の野菜の相性も良好です。牛肉の赤ワイン煮を作るときのコツは、お肉の表面にしっかりと焼き色をつけてから煮込むことです。

こうすることで肉の旨みが中に凝縮されます。さらに赤ワインを加えて煮込むことで、柔らかな肉へと変化するようになります。冬の季節にカヴェルネ・ソーヴィニヨンを使った牛肉の赤ワイン煮は身も心もポカポカになること間違いなしです。

■まとめ

今回は肉料理に合う赤ワインとして評判のカヴェルネ・ソーヴィニヨンをご紹介しました。カヴェルネ・ソーヴィニヨンは豊かなコクと力強い渋みを味わうことができる赤ワインです。

特に牛肉を使った料理との相性は抜群ともいわれています。価格も赤ワインの中ではリーズナブルな部類に入りますので、家庭でも簡単にカヴェルネ・ソーヴィニヨンとお肉のマリアージュを楽しめます。ぜひ参考にしてください。




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