コラム

お肉をジューシーに!短時間でやわらかく仕上げる3つの食材を使おう

しっとりとやわらかでジューシーなお肉はとても美味しいものです。
しかし、そんな絶品お肉料理を作るにはしっかりとした下ごしらえが不可欠。
漬け込みに何時間もかかったりするのでは、とても時間が足りないということもあるでしょう。
そこで、今回はお肉を短時間でやわらかく仕上げる食材を徹底調査!
より高い効果を得られる3つの食材を絞り込みました。

《お肉料理が固くなってしまうのは一体なぜ?》
そもそも、どうして調理したお肉が固くなってしまうのか。
その原因は、たんぱく質にあります。
たんぱく質は、熱を加えることでギュッと凝固するという特性を持っているのです。
赤身など、よりたんぱく質が多いお肉が特に固くなりやすいのはこうした理由が大きいと言えます。

この情報を踏まえて、お肉をやわらかくする食材を選んでみましょう。

《短時間でお肉がやわらかくなる食材その1 玉ねぎ》
玉ねぎには、たんぱく質の組織を分解する作用があります。
この働きによって、お肉を必要以上に固まらせない効果を得ることができるのです。

ジップのついた袋またはポリ袋にすりおろした玉ねぎを入れて、そこへお肉を合わせてよく揉み込んでおきましょう。
漬け込み時間は、15~30分程度です。
下ごしらえのあとは、通常どおり味付けをして調理してください。
漬け込んだ玉ねぎは捨てずに、ソースなどにすると美味しく召し上がれます。

《短時間でお肉がやわらかくなる食材その2 果物》
りんごや梨、キウイ、パイナップルといった果物には酵素がふんだんに含まれています。
上記で触れた玉ねぎ同様、この酵素がたんぱく質を分解。
お肉をやわらかく仕上げるための効果を得られます。

缶詰など加工してしまった果物は酵素の力を十分に発揮することはできないので、必ず生のものを使ってください。
りんご、梨はすりおろし、キウイやパイナップルは薄くスライスして袋に入れます。
お肉と一緒に15~30分で下ごしらえの完成です。

《短時間でお肉がやわらかくなる食材その3 炭酸水》
炭酸飲料に含まれる炭酸水素ナトリウムという要素が、たんぱく質を固まりにくくする役割を担います。
お肉に炭酸水を揉み込んで、30分程度置いておくだけでOK。
今回ご紹介した食材のなかでも、群を抜いて簡単に下ごしらえができます。

炭酸が含まれていれば、甘みを含んだ飲料でも問題なく使うことが可能。
コーラやサイダーなど、そのときご自宅にあるものを利用してみてはいかがでしょう。
甘みのある飲み物を使う場合は、煮込み料理などに取り入れると砂糖の代わりとしても使え便利です。

お肉をやわらかくするには、たんぱく質の働きを阻害することが大切。
このポイントを押さえておけば、短時間でしっとりとした料理の下ごしらえをすることが可能です。
リーズナブルなお肉も簡単にしっとりと仕上がるので、ぜひ取り入れてみてください。




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